|
返事読ませていただきました。人を斬り殺すことに迷いを生じさせない古武道の観点から見ても共通したこと考えているのかもしれません。
私は大学時代で宮本武蔵のいう名前は知っていたんですが、その武蔵が兵法の真髄を書き残した書物があると知って、「兵法の真髄というからにはその理論は他の分野でも応用が効くような極めて幅広い適合性の持った理論に違いない!」と興味をもって本を読み始めたものです。
五輪書は前編合わせて50程度のことを書かれているので、それからは格闘技の試合や昔の書物を読むたびに五輪書と照らし合わせてその本質を見抜こうとしてました。たとえば火の巻の巌の身も荘子の木鶏と似ていますし、その他もしかりです。
自身も空の境地に辿り着いた身ですので、基本的に五輪書の全ての解釈はほぼ揃っています。たとえば地の巻の太刀を片手で練習するというのは、片手で太刀を振ることを練習することによって次に両手で太刀を振ることによってその太刀の使い方は最初から両手で練習するよりその使い方は振り方も生かしかたも倍増するということです。
水の巻の重い太刀を自由に振るためには遠心力をうまく使うかにかかっており、円の動きをうまく利用して振るとけっこう思いのままに振ることができます。これは円明流にも当てはまるかもしれません。
|
|